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2006年02月15日

イメージさせることの大切さ!

何かをイメージさせることが出来る文章は、どのようにしたら
書くことが出来るのでしょう?

「何かを伝える」ということは、読み手が一人だけであれば、
その人だけに伝わればそれで構わないのですが、多くの人
に伝える時は、皆が同じ解釈ができなければ何の意味もない
事を忘れてはならないのです。

私は、人にイメージさせる文章の究極は「俳句」だと思います。

     古池や 蛙飛び込む 水の音

これは有名な芭蕉の句ですね。 たかが17文字で、日本人
の私たちにはそのイメージが画像となって現れませんか?

苔むした小さくて古い池、おそらく、たたみ4畳位の大きさで
しょうか? そこにトノサマガエルかアマガエルが、ポチャンと
いう水音を立てて飛び込む様が目に浮かびます。
そればかりではありません。季節なら梅雨時、しとしとと雨の
降る早朝の静けさの中......といった情景でしょうね。

しかし、これを欧米人が読んだらいかがでしょう? 言語的な
バリアは一切、除くとしても全く異なる解釈になるのでは?

おそらく、大きな湖に、ウシガエルがバッシャンと飛び込む情景
かもしれません。

つまり、イメージさせる文章には、読み手のにあわせた内容
や背景を考える必要があるのです。

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代筆なら物書き屋へ


投稿者 monokakiya : 2006年02月15日 17:33

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